整形外科と接骨院(=整骨院)と整体は全然違う 〜資格編〜

整形外科、接骨院(整骨院)、整体の違いってなんでしょう
整形外科、接骨院(整骨院)、整体の違いってなんでしょう

今日は雪が降るのかなぁ

目をこすりながらテレビを付けたら驚きのニュースが。。。



無資格医療事件、経営者数十件手術か

http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20150204-OYTNT50449.html

(yomiuri onlineさんより)


松戸市の病院にて無資格の医師が治療や手術を行ったとのこと。

容疑者は鍼灸師柔道整復師の資格を有していたが、医師資格無し。


無資格医師の事件は時折起こる事なのですが、実際に治療を受ける側としては

整形外科、接骨院、整体の違いは分かり難いのでしょうか。。。



今回はそれらの違いについて「資格」について書いていきます。


私は親族に整形外科開業医が居るので、余計につっこんだ事を書けるかと思います。


資格について

①整形外科医師 医師免許

②接骨院(整骨院) 柔道整復師免許

③整体 無免許


腰が痛いなぁ、そう思った際に上記3箇所の治療の違い


①整形外科ではレントゲンなどの画像検査、痛み止めなどの治療が可能です。保険利用可。

②接骨院(整骨院)では手技検査、ストレッチなどの手技施術と電気や超音波治療、湿布治療などが可能です。保険利用可(制限あり)。

③整体では手技検査、ストレッチなどの手技療法に加え電気などの物理療法が可能ですが、国家資格を持たない為保険は利用できません。


注意)資格の有無が施術の腕の優越には繋がりません。



当院の場合になりますが

整形外科を受診されてから来院される方も多くいらっしゃいます。

何故なら、整形外科ではレントゲンと痛み止めの薬だけで、なかなか治療が進まない事があるからです。


整形外科の先生から当院に治療委託をされる事がありますが

整骨院の方がより骨折、脱臼、打撲、捻挫の痛みに専門的な治療を行う事から来ています。


また、整骨院ではレントゲンなど撮れませんので、整形外科の受診をして頂くこともあります。

関節内など、整骨院ではどうしようも無い怪我も整形外科では治療可能です。

接骨院(整骨院)と整形外科の治療領域は違う事を忘れる事はありません。


以上から、整形外科と接骨院(整骨院)は相互協力する事が出来ると

受診される患者さんにとっては非常に力強い存在になれると思っています。


ただし、接骨院(整骨院)でも問診、検査無しで揉んで電気を流すだけのところも有ると聞きます。

そうなると接骨院(整骨院)の信頼はどこへやら。。。(その話はまた別の機会にします)




話を戻しますが、今回の事件は柔道整復師(接骨、整骨院の資格)を持った者が医師の治療領域(手術や薬の処方)を行った事件になります。

整形外科でも接骨院(整骨院)でも、治療領域があります。


こんな不安を患者さんに抱えて欲しくは無いのですが、大事な身体を他人に任せる事になりますので

受診される前にその治療院で良いのか調べたりしても良いのかもしれません。



膝のこんな痛みは治療できますか?

肩のこの重さは保険が効きますか?

当院でも、毎日多くの質問も受けております。

当院では対応出来ない場合は、しっかり他の医療機関を紹介しますので迷ったら先ずはお問い合わせ下さい。



さて、今日は雪ですね。

あまり積もりませんように。。。


間庭



まにわ整骨院

03−5343−7887

maniwa-s.com




注意)ブログ内には個人的な見解、一般的では無い内容も一部含まれています。